OneDriveのファイルを定期的にバックアップする
公開日: 2025-08-18|カテゴリ: ファイル・データ管理|難易度: 初級
解決できる課題
ファイルのバックアップは手作業ではなく、システムで自動的に定期実行します。
完成イメージ

必要なもの
- OneDrive コネクタ
作り方
操作ミスによるデータの上書きや削除は、バックアップによってリカバリーできるようにします。
バックアップは手作業にすると、作業忘れでミスが生じるので、システムで定期実行します。
- 1. トリガー「スケジュール済みクラウドフロー」を設定
フローは定期的な実行にするので、スケジュールを設定します。
スケジュールは、日単位、週単位など様々ですが、バックアップを取りたいファイルの性質に合わせると良いです。
※例えば、毎日の処理があるものは日単位、週次の報告物は週単位など
大切なのは、[タイムゾーン]を「大阪、札幌、東京」にすることです。
※これを間違えると、意図しないタイミングでフローが実行されます
- 2. アクション「フォルダー内のファイルのリスト」を設定
バックアップは、複数のファイルを対象にすることが多いので、まずはリストを取得します。
[フォルダー]には、対象となるファイルがあるフォルダ名を選択します。
- 3. それぞれに適用するを設定
バックアップするファイルが複数ある場合、For Eachで処理を繰り返します。
ファイルが一つの場合でも問題ありません(繰り返し処理が1回で終わるだけです)。
- 4. アクション「ファイルのコピー」を設定
[File]には、「Id」(ファイルを区別する一意の識別子)を設定します(「ファイル名」ではないので注意)。
[Destination File Path]には、バックアップ先のパスを入力します。
※「/(スラッシュ)」区切りです(「\(バックスラッシュ)」ではないので注意)
バックアップするファイル名も必要です(例えば、backup-「Name」など)
「Name」を使うと、拡張子も自動的に含まれます
[Overwrite]は、ファイル上書きをする(「はい」)/しない(「いいえ」)を選びます。